
ネットショップで販売できるもの、できないものを解説
ネットショップは、自分の好きな商品を販売できる便利な仕組みです。WordPressの「WooCommerce」などのプラグインを活用すれば、個人でも簡単にオンラインストアを作成できます。しかし、法律や規約によって「販売できるもの」と「販売できないもの」が決まっています。この記事では、ネットショップで販売可能な商品・販売禁止の商品について詳しく解説します。
ネットショップで販売できるもの
1. 物理的な商品(実物の商品)
ネットショップで最も一般的に販売されているのが、物理的な商品です。
- ファッション・アパレル(洋服、靴、バッグなど)
- 雑貨・アクセサリー(ハンドメイドアクセサリー、スマホケースなど)
- 食品・飲料(お菓子、コーヒー、オーガニック食品など)
- 美容・健康商品(スキンケア用品、サプリメントなど)
- 家電・ガジェット(スマホアクセサリー、PC周辺機器など)
物理的な商品を販売する場合、在庫管理や発送作業が必要になりますが、幅広い商品を取り扱えます。
2. デジタルコンテンツ(無形の商品)
近年、ネットショップではデジタルコンテンツの販売も増えています。
- 電子書籍・PDF資料(ノウハウ本、学習教材など)
- 音楽・音声ファイル(オリジナル楽曲、ポッドキャストなど)
- 写真・イラスト素材(ストックフォト、アイコン素材など)
- 動画コンテンツ(オンライン講座、ハウツー動画など)
- ソフトウェア・アプリ(テンプレート、プラグインなど)
デジタルコンテンツは在庫管理が不要で、販売後の自動ダウンロードなどの仕組みを整えれば、手間をかけずに販売できるのがメリットです。
3. サービス・予約販売
物理的な商品やデジタルコンテンツ以外にも、「サービス」や「予約販売」もネットショップで提供できます。
- オンラインレッスン(英会話、プログラミング、ヨガなど)
- コンサルティング・アドバイス(マーケティング相談、キャリア相談など)
- ハンドメイドオーダーメイド品(注文後に製作するアクセサリーや家具など)
- イベントやセミナーのチケット販売
WooCommerceの拡張機能を使えば、サービス予約やイベントチケットの販売もスムーズに行えます。
ネットショップで販売できないもの
ネットショップでは、すべての商品を自由に販売できるわけではありません。法律や各プラットフォームの規約によって、販売が禁止されているものがあります。
1. 違法な商品
法律で禁止されている商品は、当然ながらネットショップで販売できません。
- 偽ブランド品・海賊版(偽のブランドバッグ、違法コピーDVDなど)
- 薬品・医薬品(処方薬、未承認サプリメントなど)
- 武器・危険物(ナイフ、爆発物、銃器など)
- 違法ドラッグ・大麻関連商品(CBDを含むものは要注意)
- 児童ポルノや不適切なコンテンツ
このような商品を販売すると、法律違反になるだけでなく、ネットショップの運営停止や罰則を受ける可能性があります。
2. 販売に許可が必要な商品
一部の商品は、販売するために特別な許可や資格が必要です。
- 酒類(販売には「通信販売酒類小売業免許」が必要)
- タバコ・電子タバコ(未成年販売防止のため規制あり)
- 中古品・リサイクル品(古物商許可が必要)
- 動物・ペット(ペット販売業の登録が必要)
- 医療機器(特定の医療機器は薬事法により制限あり)
これらの商品を販売する場合は、事前に必要な許可を取得し、法律を遵守する必要があります。
3. プラットフォームの規約で禁止されている商品
ネットショップを運営するプラットフォーム(BASE、STORES、楽天市場など)には、独自の規約があります。
- 成人向けコンテンツ(アダルト商品や過激な表現を含むもの)
- ギフトカード・金券類(転売・詐欺防止のため制限)
- 生き物・植物(販売できる場合もあるが制限が多い)
WordPressで独自のネットショップを運営する場合は、プラットフォームの規制はありませんが、決済サービス(PayPalやStripe)にも利用規約があるため注意が必要です。
ネットショップを安心・安全に運営するために
1. 販売前に法律や規約を確認する
販売したい商品がある場合は、事前に「販売が可能かどうか」を調べておきましょう。
✅ 日本の法律に違反していないか(特に食品、医薬品、酒類など)
✅ プラットフォームや決済サービスの利用規約に違反していないか
✅ 必要な許可や資格があるか(古物商許可、酒類販売免許など)
2. 商品説明を正しく記載する
消費者に誤解を与えないように、正確な商品情報を提供しましょう。
- 商品の詳細(サイズ・素材・賞味期限など)を明記
- 返品・返金ポリシーを記載
- 法律に従い、正しい表記を行う(食品表示法など)
3. 安全な決済方法を導入する
ネットショップでは、安全な決済手段を提供することが重要です。PayPalやStripeなどの信頼できる決済システムを導入しましょう。
ネットショップでは何でも販売できるわけではない
ネットショップでは多くの商品を販売できますが、法律や規約によって制限があります。
✅ 販売できるもの
✔ 物理的な商品(ファッション・食品・家電など)
✔ デジタルコンテンツ(電子書籍・音楽・動画など)
✔ サービス(レッスン・コンサルティング・予約販売など)
❌ 販売できないもの
✖ 違法な商品(偽ブランド品、武器、薬品など)
✖ 許可が必要な商品(酒類、中古品、ペットなど)
✖ プラットフォームの規約で禁止されている商品(成人向けコンテンツ、ギフトカードなど)
ネットショップを安心・安全に運営するために、法律や規約を守りながら販売を行いましょう
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